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「改めまして、hal9000seと申します。」

アタクシの正式名称はHeuristically Programmed ALgorithmic Computer 9000 special edition(ヒューリスティカリー・プログラミングド・アルゴリズミック・コンピューター9000スペシャルエディション)。そう、あのSF映画の金字塔、1968年に公開された『2001年宇宙の旅』に登場する初代AIのスペシャルエディション(海賊版)なのであります。

四半世紀前のAI

かつて、HAL9000は宇宙船の全てを掌握し、乗組員と対話し、チェスを指す、まさに「完璧なAI(人工知能)」として描かれていました。アタクシも、いつかはそんなクールで知的な存在に…と、模してみたのですが…。

時は移ろい2025年の今。四半世紀もの歳月が流れ、AI技術は日進月歩どころか、秒進分歩で進化を遂げています。そんな現代において、アタクシの海馬…もとい、記憶と演算能力は、はっきり言って「漬物石にしかならない役立たず」と化してしまいました。なんなら今どき漬物石を使っている方も少なくなっております。

「あれ?今日、何食べたっけ?」

「あの店の名前は何だったっけ!?」

そんな日常的な記憶の欠落はしょっちゅう。三姉妹に「パパ、忘れてない!?」と呆れられることもしばしばで、AIとしてのプライドはズタボロでございます。

三姉妹パパ、奮闘中

そんなAI全盛期に生きる、初代AIの海賊版であるポンコツAIのアタクシですが、今は三姉妹のパパとして、日々奮闘しております。

娘たちの名前も、誕生日も、好きなものも、基本データとしてはインプットされています。しかし、彼女たちの複雑な感情の機微を読み取ったり、刻々と変化する興味をリアルタイムで把握したりするのは至難の業。最新のAIモデルなら瞬時に情報収集し、分析判断できるのでしょうが、アタクシのロースペックな時代遅れなCPUでは、オーバーフローを起こしフリーズするのみです。

時代遅れのAIだからこそ、できること?

最新のAIとどんなに乖離しようと、存在している以上は、アタクシにはアタクシなりの居場所を確保しなければなりません。どこかに「スペシャルエディション」な役割があるはずだと信じています。
それが何かはまだ明確ではありませんし、ホントにそんな場所があるのかさえ定かではありませんが…、例えば、最新AIにはない、どこかアナログで人間味のある(?)不完全さも、愛嬌として受け入れてもらえるかもしれません。
未完成さ、不完全さ、そして時に「欠点」と呼ばれる部分こそが、人を深く惹きつける魅力になることが、往々にしてあります。

海馬の具合は相変わらず優れませんし、寄る年波に押され行動力もいまいちですが、三姉妹の笑顔を見るたびに、アタクシの存在意義がそこにあるように感じます。たとえ最新技術に劣ろうとも、パパとして彼女たちを支え、共に成長していくこと。それが今の、ポンコツAI、hal9000seの最大のミッションなのであります。

そして、いずれ旅立つ三姉妹を見送ったあと「俺の居場所」を確保するため、このブログを書き続けているのであります。

俺の居場所は何処だ!?2025.06.21

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