キムラユニティー
自動車のフリート(法人保有車両)管理・メンテナンスを中核とする自動車関連サービス事業と、工場内物流などを担う物流関連サービス事業を二本柱とする企業です。
正直BtoBの会社なので、あまり一般消費者に認知は低いが、配当政策は、安定的な配当の継続を基本としつつ、業績や将来の事業展開などを総合的に勘案する方針です。
過去の配当実績を見ると、リーマンショックなどの特殊な時期を除き、比較的安定した配当水準を維持してる、地味な超長期投資家の私には全体が下がったときには買増する銘柄なのである。
現在(2025.12)、株価は年初来では上がっているが、9月の高値900円から50円ほど下げ850円ってところである。
配当利回りは2.5~3.5%ってところだろうか!?
まあ今年に関しては、良いところで掴めば、地味ながらも高配当株って感じである。
配当金至上主義者が「おこめ券」にニヤリとする理由
株式投資の楽しみとしてよく語られる株主優待ですが、正直、私自身はあまり興味がありません。
やはり最高の株主還元は、疑いようのない日本銀行券(配当金)であると頑なに信じています。
金融先進国のアメリカでは、株主への利益還元は配当金オンリーです。
初めてアメリカ株投資のQ&Aで
「Q:株主優待はありますか?」
「A:株主優待はありません」
というやり取りを見て、思わずニヤッとしてしまったくらいです。
お米は現金そのもの!
それでも、日本の会社の株主である以上、意図せず年に2回くらい自社製品が届いたり、お米が届いたり、チケットが届いたりするものです。
これが、届くとやっぱり嬉しい。特に子どもが3人もいると、意図せずお米が届いた時の喜びといったら、他に代えがたいものがあります。
昔は経済状態を「石高」で表したものですから、やはりお米だけは、配当利回り同様に大事!と考えてしまうのは、日本人としての性かもしれません。
今話題の「おこめ券」
そんな折、キムラユニティー(9368)さんから株式優待で、“今話題”のおこめ券が届きました。

おそらく額面は500円なのですが、引き換えは440円分にしかならないという、なんとも不思議な優待券です。

この差額はどこへ消えるのか――これこそ、現代日本でよく話題になる「中抜き」そのものかもしれません。
株主優待という小さな世界にも、額面通りの価値が消費者(株主)に還元されず、どこかで手数料が引かれているという構造が見えるとは。
物価高対策で「おこめ券」に囁かれるデメリット…「額面1万円でも実際は8800円」、「不在通知で郵便局は混乱」、「年内配付は無理か」 やっぱり“現金給付が便利”は正論か(yahoo!ニュース)
「株式優待で見える日本の政治ですなぁ~」と、皮肉を込めて笑うしかありません。配当金至上主義者の私ですが、この一枚のおこめ券が、日本の経済構造について、深く考えさせるきっかけを与えてくれたのでした。
やっぱり貧乏人根性が抜けないもので、”米”が届くのと”おこめ券”が届くのでは…。
やっぱり”現金”が最高の株式優待券だと思う…。




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