本日(2026.3)はファミリー食堂山田うどんへお邪魔しました。
山田うどん(HP、Instagram、X)
父が旅立った翌々日。失意の底にいる…、はずの母親を連れ、私は役所巡りに奔走していました。
結論から言えば、これは「勇み足」でした。 現在の戸籍システムでは、死亡届を出してから除籍が反映されるまで、どうしても2週間ほどかかります。翌日に駆け込んだところで、手に入る書類は限られているのです。 葬儀社の手厚いマニュアル(市役所でももらえる。)や、税理士さんたちの力を借りつつ、初七日を過ぎてから家族仲良く、ぼちぼち始めるのが正解なのだと痛感しました。
to do リストを作成し、また平日に帰ってこなきゃいけないなぁ~っと鬱々しております。
ファミリー食堂やまだうどん
書類の山に翻弄され、「失意のズンドコ(このフレーズに反応するのは50代以上でしょう)」にいる母を元気づけようと向かったのは、「ファミリー食堂 山田うどん」です。
昭和の時代の山田うどんといえば、駐車場が広く、安くて早い「立ち食いそばを座って食う店」という風情でした。 カウンターのザルにはゆで卵が盛られ、うどんを待つ数分間にそれをポソポソと食べ、運ばれてきたどんぶりをかき込んで現場へ戻る…。まさに高度成長期をを支えた働く男たちのエネルギー補給所でした。
それが令和の今は、立派な「ファミリー食堂」。 後期高齢者の母と、初老の私という「ファミリー」が食事をするには、もってこいの場所なのである。
ホントは朝食に来たいところですが、母もアタクシも朝食は取らないタイプなもので…。本日は昼餉を取りに来ました。

店内の雰囲気
厨房をぐるりと囲んだ馬蹄形のカウンター。
テーブル席に小上がり。
働く男たちにも、ファミリーにも、後期高齢者連れのアタクシたちにも居場所を提供してくれます。

お店に寄ってはテイクフリーの漬物が合ったような気がしますが…、詳細は不明。

実食
パンチ食べ比べセット
後期高齢者の母が選んだのは、なんと「パンチ食べ比べセット」。 山田うどん伝統のもつ煮「パンチ」に加え、いつの間にか「赤パンチ」なる辛口Ver.が登場していました。 かかあ天下と空っ風の上州において、もつ煮は日常食のような存在。昔は七味をドバッとかけるのが大人の嗜みでしたが、今は最初から刺激的な味が楽しめるのですね。
ご飯を半分にしてもらった母ですが、やはり完食は叶わず。出されたものは、きれいにいただく。小さい頃から目の前の母から躾けられたこと。食べきれなかった物をありがたくいただくのも親孝行になるのかしらん!?

かかしカレー&たぬきうどん
実はかかしカレーにたぬきうどんにミニパンチ(もつ煮)がついた、超得かかしセットってのも土日限定であるのだが、恐らくママ(後期高齢者)がパンチを分けてくれるんじゃないかと思って、カレーセットにしておいたのは正解でしたね。
学食のような甘口カレーをかき込み、うどんの出汁で口を濯ぐ。コシのない柔めのうどんはこの地域の当たり前。正直さぬきうどんのようなお出かけの麺では、安心して食べられない!ってのが、このあたり出身のアタクシなんですね。
炭水化物✕炭水化物!更にカレールー!!これから始まる「遺産相続」という名のフルマラソンに向けた、カーボローディング(炭水化物摂取)のようなものです。
なんて、ただ「うまいから食べたい」自分を正当化しているだけなんですけどね…。

店舗情報
ふと見れば、山田うどんは創業90周年。 「お袋が生まれる前から、この店はあったんだな…」 そう思うと、まだ名前のない感情がポロポロとこぼれ落ちます。
父がいなくなり、時代は巡り、それでも変わらぬ「カカシ」の看板。「だうんどん」って言われるのは、未だに違和感があるが、「埼玉県民のソウルフード」と言われれば、「まあ、そんなもんかもね。」っと言えるくらいは山田うどんには愛着があります。
ごちそうさまでした。

訪問履歴
卵かけごはんPart.2(なか卯、ゆで太郎、やまだうどん)@2015年
山田うどん本店@2015年
(閉店)立食い山田うどん南浦和店@2015年
なんと山田うどんをお家で食べるのはふるさと納税しか無いんですね。


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