本日(20220611土)は大阪府大阪市浪速区敷津東は木津卸売市場内にあるカイノ珈琲工房さんにお邪魔しました。
実に8年ぶりの訪問になる木津市場。
スーパー銭湯を併設している市場ってのは全国でもここだけじゃないかな!?ってくらい面白い市場である。
かといって観光市場に特化した感じでもなく、卸売市場の機能がある市場である。
8年も来ないと色々変わりますな。
木津市場と言えば「うどんの大和」さんでしょ!って思っていた大和さんは閉店。お寿司屋さんが入っていますね。
三ツ輪さん、当志郎さん、川上商店さんは元気に営業中
飲食店は他にも多数あるんですが、市場関係者が利用できる時間帯にやっているお店は少ないですね。
そしてアタクシが向かったのは、カイノ珈琲工房さん。
次の予定があるもんで…、あがりのコーヒーとなってしまいました。
なんと言ってもここは「ミルクコーヒー」があるんです。
アタクシ「ミルクコーヒー」には一格言ありまして!ってただ単に名前に拘っているだけなんですが…。
嗜好品ってのは周りの雰囲気、名称、使用する器具、能書きによって味わいが変わると思っている。
朝の市場の喧騒の中、本職の話を盗み聞ぎしながら、「ミルクコーヒー」をいただく。これが旨いのである。
軽く挨拶をし、常連さんの邪魔にならないように入店。
テーブル席が6卓かな!?
机上に砂糖と灰皿。もう昭和遺産ですな。健康増進法によって灰皿のある飲食店はもう二度と現れない。昭和の雰囲気を味わえるお店は、既に日本にいくつもないはずだ。味わうのは今しかない。
待つこともなく「アイスミルクコーヒー」の到着。
このコーヒーとミルクが混ざり合う数秒が肝なのである。市場独特の音を聞きながら、美しいマーブル模様を愛でる至福の時。
今は無き築地場内にあった愛養さんで遊んでもらったことを思い出す。
愛養のマスターのアイスミルクコーヒーの拘りは「マーブル模様があるうちにお客さんに提供すること」。
トースト(ハーフ)、アイスミルクコーヒー@愛養(築地場内市場)201711
トーストとコーヒーとゆで卵だけのお店だったので、一つ一つの調理の追及が究極でした。よくトーストで遊んでもらったなぁ~。しみじみ。
そんなおもひでがポロポロこぼれ出てくるアイスミルクコーヒーである。
トーストが提供され、シンプルセット完成。
トーストの耳の落とし方、切り方、バターの塗り方。いろいろ言いたいことはありますが、郷に入っては郷に従え。おそらく摘まみやすい3つ切り、持ちやすいように一片だけ耳を残す。右からいただき、前菜、メイン、デザート扱いなのかな!?っと確かめることもなく勝手にお作法を決めました。
それでも能書きを垂れたくなる無粋なアタクシは…、耳を3っつ落とすなら上を残していただきたかったなぁ~。
トースト(耳三つ落とし)、ミルクコーヒー@愛養(築地場内市場)201611
いろんなことを思い出し、考えながらの一息になってしまいましたが、美味しかったです。アタクシが木津市場に来たら、必ず寄らねばならないお店の一つですな。
ご馳走様でした。
訪問履歴
カイノ珈琲工房
06-6633-2833
大阪府大阪市浪速区敷津東2-2-8 木津卸売市場
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