株主優待は株式投資の楽しみのひとつと言われるが、アタクシはあまり興味がない…。
やっぱり最高の株主還元は日本銀行券であり配当金であると頑なに信じている。 金融先進国のアメリカでは株主益還元は配当金オンリーなのである。はじめてのアメリカ株投資のQ&Aで、Q「株主優待はありますか?」、A「株主優待はありません。」にはニヤッとしてしまったくらいである。
それでも日本の会社の株主様なもので、意図しなく1年に2回くらい自社製品が届いたり、お米が届いたり、チケットが届いたりするのだが、やっぱ嬉しいものですな。子供が3人もいると、意図せずお米が届いた喜びってのはないですよ!株主優待もふるさと納税もお米が多いってのは子供が多ければ多いほど「なるほど!」っと思います。まあそれでも、どうやったら現金化できるかな!?っと考えたりしますが…。
アタクシは株主優待を配当利回りに計上していないので「お土産(ザ・不労収益)」でして、結構雑に扱っているってのが現状ですね。
アタクシは興味のない株主優待ですが、株式投資を始めるきっかけ、投資の実感が出来ると思って、女房子供には株主優待メインでいくつか銘柄を持たせている。
女房子供にやらせてる投資のメインはインデックスファンドなので、投資妙味が分かり辛いんですよね。口座の数字が上がり下がりしても奥さんは気にならないようですし、お小遣いをもらっている子供たちは配当金のイメージが湧かないらしい。
そんな訳で、企業に投資をしたら還元されるってのを女房子供に「分かりやすい形」で示してくれる株主優待は、投資を始めるきっかけにはいいんじゃないかな!?っと思って、優待のある銘柄を持たせている。
奥さんはお米が届くことを幸せと感じてくれてるし、子供達は「お爺ちゃんに買ってもらった株の配当金が2千円はいったよ!」っとモニターで確認するより、「お爺ちゃんに買ってもらった株でハッピーセットが10個も食べられるよ!」っと優待券を渡した方が嬉しいらしい。もっとも子供が一番楽しみにしているのは、自分の名前の手紙が届くことらしいが…。
株主優待メインで株を購入するのもきっかけとしては悪くないと思うが、株は株「安く買って高く売る」は変わらない。優待券でチケットを貰っても、含み損が膨大になれば「株なんか買わなけりゃ富士額のネズミに何回合いに行けたんだよ!なんならネズミーホテルにも泊まれたぞ!!」ってなことになる。ガチホールドするにしても、「何年経ったら元が取れるんだぁ~」になる。大概において株主優待が充実している会社は配当金が低いので、元を取るってことにはならないかもしれない…。さらにみんなが欲しいと思えば株価は上がるので、権利落ち日近くに株価は高騰することが多い。気をつけないと1000円の株主優待ゲット!含み損10000円!?ってなことになりかねない。
資産運用はリスクリワードをよく考えて行わなければなりませんな。
株主優待で一番有名なのはオオサンショウウオだと思う!?っが、そのオリックスも株主優待を廃止して配当金や自社株取得に回すとのことで、日本独自の株主優待も転換期に来ているのかもしれない。
もしかしたら株主優待を楽しめる期間はあと僅かかもしれませんな。
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