本日(2026.1)はJR名古屋駅7・8番線ホームにある住よしさんにお邪魔しました。
店舗情報(ジャパントラベルサービス)
名鉄金山駅の「かどや」さんが幕を閉じて、はや2週間。 すでに看板までもが取り外されたという知らせが届き、胸の奥に冷たい風が吹き抜けるようです。
金山駅はこんな感じになってます
— 麺坊かどや【公式】 (@Menbo_Kadoya) February 1, 2026
看板無くなってしまいました😭 pic.twitter.com/PP0d8Sg02t
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住よし(JR名古屋駅7・8番線ホーム)
今日は出張。「お父さん、今日は一緒にご飯食べられないよ」と三姉妹に伝え、家を出ました。 仕事が終わり、頭をよぎるのは「早く飲みたい!早く帰りたい!早く娘たちの顔を見たい!」といういつもの欲張りな願い。最短ルートでそのすべてを叶えてくれた、あの「かどや」に向かおうとした自分を思い出し、ふと立ち止まってしまいます。 今が大相撲の開催中なら、なおさら足が向いていたことでしょう。
ないものを求めても切ない。 それでも「近いもの」を求めて、足は自ずと「住よし」さんへと向かいました。
令和8年の今も、名古屋駅の各ホームにはきしめんスタンドが健在です。 そのすべてを「ジャパン・トラベル・サーヴィス」が経営しているというのだから、まさに一強、大したものです。

立ち飲みメニュー
本日立ち寄ったのは、我が三姉妹が待つ家へと続くレールの起点、「JR名古屋駅 7・8番線」店。 店外の食券機を覗き込みます。
アルコールはビール、日本酒、レモンチューハイ。 そして、つまみ欄にはこう記されていました。
「かき揚げ、つゆ入、ネギのせ」
なぜ「天つま」と表記できんのだ! 心の中で独りごちても、これまた切ない話です。

今はなき熱燗
食券をカウンターに置くと、「お酒は冷?常温?」と有り難い問いかけ。 少し意地悪に「温かいの出来る?」とクレーマー気味に聞いてみました。今の住よしさんでは燗酒はやっていないはず…、と思いきや、お兄さんは「温めますよ」と”しょうがないよね”って感じで引き受けてくれました。

今はなき「とりあえずビール!」
まずはビールを喉に流し込む。 寒い日だろうが、心が湿っていようが、仕事終わりの一杯目はビールでなければなりません。 「とりあえずビール」という言葉が死語になりつつある今でも、乾いた心身に染み渡るそれは、旨いまずいを超越した、体が喜ぶ「儀式」なのです。

二口目のビールで少し落ち着いた頃、燗酒と「天つまらしきモノ」が提供されました。
メニュー外のリクエストにもかかわらず、届いたのは絶妙な「鈍燗(ぬるかん)」。 これほど「分かっている」方が給仕してくれるのだから、味に文句があるはずもありません。

かき揚げに汁をかけ、ネギを散らす。 構成要素は完全に「天つま」そのものなのですが、呼称にこだわるスノッブな私には、名前が違うだけでどこか違う味わいに感じてしまう。
ふと「生卵を落としてもらうのを忘れた」と思い出しました。 しかし、追加トッピングの可否を確認し、また店外の食券機まで戻って、チケットを買って、カウンターに置く…。今の私の情緒では、その手間をかける気力が湧かず、諦めることにしました。
「かき揚げ、つゆ入、ネギのせ」というオーダーに対して、厨房から「天つま、いちぃ〜!」という威勢のいい声が飛ぶ光景も、いつまで見られるのでしょうか。

かきつばた、かどや、天つま、熱燗。 消えゆく言葉や場所を追いかけるのは切ないことですが、それでもまだ、もう少しだけ。 このホームの片隅で、残された「名古屋の粋」を味わい尽くしていきたいと思うのです。
かきつばた1,2番線店20190327(平成31年3月27日閉店)
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