お父さんの資産運用~高配当株銘柄検討~

お父さんの資産運用

本日令和5年8月5日。
令和5年8月2日、3日の2営業日で-1,200円で盛り上がった週末。
正直高配当株投資家としては、お目当ての株価がどこまで下げるか楽しみな局面な訳です。LIXIL(5938)なんか終値1,722円予想配当90円。90÷1,722×100=5.22%!ワオ!!って感じになっております。もっともアタクシは種銭切れで買えないんですが…、皆さんには「待機資金が常にある状況を保つ」ことをお勧めします。欲しい株がバーゲンセールで売られているのに指をくわえるってのは…、待機資金は大事です。

さて高配当株だからって訳ではなく、株式投資をするには銘柄検討が最初の一歩なのである。
銘柄検討する時に最重要は「どんな目的でその株を購入するか」なのである。投資と言わず、なんでもそうなんですが、目的が無ければ手段は選べないのである。
株とは言っても結局はお買物な訳でして、自分に必要なものであれば買いですし、必要ない物は無駄なのである。
投資目的に合った投資商品、目的に合った手段を択ばなければ、目的にはたどり着かないのは当然っちゃ当然な訳ですな。

お金持ちになることを諦めたアタクシの投資目的は、日々のキャッシュフローを良くするためであり、インフレに負けない程度の資産の拡大である。
もっとも、ちょっと贅沢をしたい。子供が欲しがるものを金銭面を気にせずに良い物を買い与えられるようになりたい!ってのもありまして…。この辺の軸のブレが、アタクシの投資家としての資質がない所ですな…。
そんな訳でアタクシの投資の目的は安定的なインカムゲイン(配当金)、長期でインフレに負けない程度のキャピタルゲイン(株価上昇)を狙う程度の投資なのである。
要するに子供に引き継ぐまでつぶれないで現状維持以上の業績を出し、安定した配当金を出し続けてくれる銘柄を探しているのだ。
目的が決まれば、目的をかなえてくれそうな銘柄検討を始める。

日本で言えば4,000社もある上場企業の中から、自分の目的に合った銘柄を探すのである。
インカムゲインを狙うアタクシは先ず「配当利回り」で篩にかける。
配当利回りは、予想配当÷購入時の株価×100で計算できる。購入時の株価なので時価というか、時利回りなので、株価を見ながら電卓を弾き、検討している訳ではなく…。
市場が閉じた15時以降に、配当利回りランキングを眺める。Y!ファイナンスは毎日更新されるので、ここから好みの銘柄をチョイスすることになる。
配当利回り(会社予想):株式ランキング – Y!ファイナンス
しかし!配当利回りが高ければ高いほど良いという訳ではないのが高配当株投資のめんどくさい所。記念配当やらタコ足配当で配当で今だけ利回りだけ高かったり、問題を起こして株価急降下中で利回りが高くなったり、余命いくばくもない企業が無理していることもあり、アタクシの目的に合った銘柄を見つけるには、まだやることがある。

恒久的な配当金を得るためには、「まずはつぶれない会社を選ぶこと!」。潰れた会社からは配当金は出ないのは当然ですし、子供に残すってことを考えれば、財務状態が健全で長い期間経営し続けてくれることが第一なのである。
中小企業の場合自己資本比率40%以上で10年以内に潰れる確率3.5%とされる。一般的に自己資産比率が40%以上だと潰れないとされている。もっとも健全な企業経営、成長には適度のレバレッジ(借金)が必要であり、自己資本比率が高ければ高いほど良いとは一概に言えないんだけど、会社がつぶれる原因はお金が無い時だけって考えれば、キャッシュリッチな会社に越したことはない訳である。
自己資本比率は四季報でも確認できるし、IR_BANKでも、サーチエンジンでも確認することが出来る。やっぱり50%以上はほしいところですな。日本の産業を支える愛知県では、無借金経営、つまりは自己資本比率100%ってのを名古屋式経営なんて呼んだりするのだ。Cash is Kingなのだ!

自己資本比率に満足したら、配当金推移を確認する。
今年はたまたまの記念配当、来年は減配、一番聞きたくない無配転落は避けるためには、最低10年は配当金推移を確認しなければならない。なんつったって、出来れば一生お付き合いしたい会社な訳ですから、何を調べるにしろ期間は10年単位で考えたいところなのである。
こちらはIR_BANKが見やすい。
10年単位で配当金は増えているか。減配は無いか。なんちゃらショックで減配していないか。コロナショック2020年、東日本大震災2011年、リーマンショック2008年くらいはチェックしたい。
すべては安定したキャッシュフローの為である。

そんでもって自分の願いをかなえてくれそうな企業、銘柄が見つかったら、「自分の納得する配当利回りになるまでひたすら監視する」のである。やはり一生お付き合いするパートナーですから、一日や二日で決まるなんてことはそうないんですよ!ちなみにアタクシ3年監視した銘柄を最近購入した。配当利回り4%以上になるのをひたすら待ったのである。ちなみちなみに自己資本比率は70%以上である。
幸運の女神には前髪しかないとは言いますが、あれよあれよと株価上昇、世間に認められて安定した株価に配当ってな銘柄もありますがね…。

上記が高配当株投資のおもしろい所って感じではあるのだが、連続増配とか累進配当とか考えるのがメンドクサイって方は新しく出たインデックス(指数)が便利である。
日経連続増配株指数銘柄ならば、実績ベースの増配を原則10年以上続ける銘柄を採用しているし、日経累進高配当株指数であれば減配せず増配か配当維持(累進配当)を10年以上続ける銘柄がラインナップされている。
正直この中から選べばそう大きい失敗はない気がするアタクシである。
日経連続増配株指数by日経平均プロフィル
日経累進高配当株指数by日経平均プロフィル

「日経連続増配株指数」「日経累進高配当株指数」の公表開始についてby日経平均プロフィル

ただ配当利回りはそう高くない銘柄が多いんですよね。
資産が倍になる72の法則で言えば、配当利回りが4%で資産が2倍になるのは18年かかる。もっとも税金を引かれるのでそれ以上かかるんですが、増配が期待出来れば18年はかからず倍になる。
アタクシの絵にかいた餅は、18年間は資産の4%のキャッシュフローを受け、18年後の株価がそっくりそのまま女房子供に残す資産にするって感じです。
累進配当銘柄で筆頭に挙げられる4452花王は配当利回り2.5%くらい。ペイするには30年以上かかりますが…、これを良しとするかは、目的に応じてな訳ですな。アタクシは信用取引でドカンと負けた時に売ってしまった大間抜けなんですが、同時期に買った奥様は現在簿価利回り3%以上になっております。累進配当なので順調に育っていますな。
高配当株は株価を下げた時(配当利回りが上がった時)に買って、増配を寝て待つってのが正しいようで…。

さらに言うと、日本株はバブル時の高値を更新できていない(上がったり下がったり)状況で、持っているだけでは儲からない。儲け(キャピタルゲイン)を出すためにはどこかで利益確定しないといけないのは間違いではないだろう。
単元株未満の積み立て投資で御高名な長期株式投資様も、Xを見る限り、ちょいちょい利確しているんですよね。
単元未満株(ノーロード、手数料無料)でコツコツ買い、単元(100株)になったらタイミングをみて売るってのは、面白い戦略だとは思う。
オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資(著:長期株式投資
正直株価は読めないし、大型株はお値打ちで買えることが滅多にないので、積み立てってのは正しい戦略なんでしょうけど…。アタクシは単元未満株の注文から約定までのタイムラグが苦手で真似できないんですよね…。さらに言うと大型株は割安で放置されているってことも少なく、永久保有株が右肩上がりってのも疑問がありまして…、上手く売り抜ける自信もありませんでして…。真似できないでおります。
さらにアタクシは、ものづくり王国!愛知県の住民である。財務健全な中小企業の噂を結構耳にできる環境にいるんですね。地場産業を応援するように株を買うことができるってのも愛知県民の優位性だと思って、自分の強みを生かすようにしている。
きっと見つけられる最安のタイミングを探し、酔っぱらいの戯言を出来るだけ真に受けず、今朝も銘柄検討をしている。
女房子供に、知識と資産を引き継げるように努力しているのである…、たぶん…。

高配当株投資覚書
配当利回りは4%前後。
自己資本比率は必ず確認。
配当金推移を確認(コロナショック2020年、東日本大震災2011年、リーマンショック2008年はチェック)
果報は寝て待て。

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