本日(202206)は愛知県春日井市下市場町にある武蔵野さんにお邪魔しました。
昭和の関東地方は、街に必ず一軒はお蕎麦屋さんがあって、急なお客さんに出前をあつらえたり、昼酒をする大人のたまり場だったりと活躍していたものなんですが、令和は、出前をする蕎麦屋を探すには骨が折れる感じですね。通しでやっている店も少なくなり、昼酒を嗜める場所、俺の居場所がどんどんなくなっていますな…。
「蕎麦屋の出前か!?」なんて揶揄はもう通じませんな。そもそも東海の地にそんな文化があったんでしょうかね!?
能書きはさて置き、東海の地に、関東の昭和の香りを残す蕎麦屋さんがあるのは不思議な気がします。
関東の蕎麦屋って言えば、蕎麦前から始まります。チリンのラガーが出てくるのも関東っぽいと考えてしまうのはアタクシだけですかね。
関東づいているので、つまみは頭ですよ!かつ丼の具だけ!所謂かつ煮ですな。
それでも嗜好品の味わいは呼称にも左右されるものなので、ここは「頭」って言いたいもんですな。さらに「十文字で!」なんてお願いしたいものではあるが…、そこまで図々しさがない、小心者のアタクシ…。
濃い目の割り下に煮られた玉ねぎが良いんですよね。忘れちゃいけないのは三つ葉!「三つ葉が無ければ親子丼を作るな!」とは言いませんが…、やっぱり三つ葉が無きゃかつ丼ぽくないんですよね。
やっぱり関東の卵とじには三つ葉が無きゃいけません。
お父さんが一杯やっているうちに、お子様のランチが提供されます。
親子丼セットの冷たい蕎麦。
親子丼にも三つ葉が乗っているし、冷たいそばには胡瓜が乗っています。漬物が2種類ってのも豪気なもんじゃありませんか!!ホント嬉しいランチですね。
名古屋嬢の奥さんは、”相変わらず”味噌煮込み。
さてビールも心細くなり、お子様達もあらかた昼餉をかたずけた頃。
メインディッシュの冷やしたぬきそばをお願いします。
東海の地には珍しく、そばころと冷やしたぬきそばに分かれているってのが期待させますね。
そしてこれがアタクシが愛して止まない「冷やしたぬきそば」である。
蒲鉾じゃなくて、ナルトがいいとか、紅ショウガがあるといいなぁとか、いろいろ我儘は言えますが、これだけの冷やしタヌキが愛知県で食べられるなら文句はありません。
蒲鉾、胡瓜、海苔、長葱が蕎麦に合うように細く刻まれ、山葵が添えられている「たぬきそば」。
正直これだけの品が愛知県で食べられるってのは驚きである。
家庭の事情で通えないのだが、毎日通ってもいい!っと思えるお蕎麦屋さんである。
何せこちらのお店の屋号は「武蔵野」。関東で修業されたんですかね!?今度聞いてみようかな!?
ご馳走様でした。
訪問履歴
玉子丼セット、盛りうどん、冷やしたぬきそば@武蔵野202106
たぬきうどん、なべやきうどん、ざるそば、冷やしたぬきそば@武蔵野202008
かつ丼セット、ざるうどん、冷やしたぬきそば@武蔵野
カツ丼セット、冷やしたぬきそば@武蔵野
武蔵野
0568-56-2680
愛知県春日井市下市場町3丁目8−3
営業:
定休:
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