本日(2025.9.6土)は名古屋市中村区名駅、名古屋綜合市場ビルにある食堂魚源さんにお邪魔しました。
柳橋総合市場HP、Instagram
夏休みが終わり、最初の週末。部活で忙しくなった長女に代わり、妹ちゃんズを連れて柳橋中央市場へ行ってきました。
お土産は、長女のリクエストでタスマニアサーモン。妹ちゃんには桃の缶詰で馴染みのある黄桃を選びました。いつもの海苔と、最近ハマっている酢の物用のタコを購入し、向かうは行きつけの「魚源食堂」。
旬は何処へ!?
現代の優れた保存、冷凍、そして育成技術によって、一年を通して様々な食材が手に入るようになりました。そのおかげで食卓は豊かになりましたが、同時に「旬」という感覚が薄れてきていますね。アタクシも魚の旬をネットで調べることが多々あります。
しか~し!現代においても、サンマは多くの人にとって、「旬」を意識する大切な食材なのかもしれません。保存技術が発達し、定食屋では通年提供されている秋刀魚ですが、秋の声を聞けばニュースにも”今年の秋刀魚”ってワードが流れまくりますし、脂の乗ったサンマが炭火の上でジュージュー言ってる姿を映像で見せられれば、やはり”初物”、”旬”の秋刀魚が食べたい!っと思うのは遺伝子レベルで日本人に刻み込まれている感情のようです。
「秋刀魚ください!」
魚源食堂は、市場関係者も利用する唯一のプロ御用達の一膳飯屋です。カウンターに並ぶおかずの中から好きなものを選び、ご飯や汁を注文するスタイル。焼き魚は大将が七輪で焼くため、カウンターに並んでいるものが全て。迷っているとすぐに売り切れてしまうので、スピード感が命です。
この日も、入店するやいなやカウンターに並ぶ秋刀魚を見つけ、「あっ!秋刀魚がある!秋刀魚ください!」と、最後の一尾を間一髪で確保。
「ご飯に味噌汁、ささげも頂戴!」と、入店からわずか3秒で、この日の献立が確定しました。

名古屋流の生秋刀魚塩焼き定食。
七輪で焼いた秋刀魚の塩焼きに、十六ささげは赤味噌の酢味噌、プロが炊いたご飯に、赤味噌の味噌汁。ザ・名古屋の定食となっております。
ここ数年、漁獲量が減り、なかなか口にできなかった秋刀魚。しかし、今年は豊漁のようです!
七輪で焼かれた秋刀魚は、サイズも立派で、お腹の周りにはゼラチン質の脂がたっぷり。一口食べると、うまい、美味い、旨い!たっぷりの大根おろしと一緒に、秋の使者を心ゆくまで堪能しました。
ここにちっちゃい奴でいいのでビールがあればなぁ~。

魚源食堂のお子様ランチ
真ん中の娘は、「いつもの!」っと大将に伝え「魚源食堂のお子様ランチ」であるマグロの刺身とご飯を頼んだものの、提供された鮪の色が気に入らなかったようで一言。「赤くない、食べられない!」と宣う暴君ぶり…。

甘エビで機嫌を治す
その我がままっぷりには呆れましたが、大将が代わりに勧めてくれた甘エビが、娘の口には合ったようでして「美味しい!」と夢中で食べていました。しまいには、私の秋刀魚に手を付け「三杯酢ください!」とお姉さんにお願いする…。親の顔が見てみたいほどの横暴ぶりでした。

正式なお子様ランチ
一番下は、自らカウンターへ手を伸ばし、ウインナーを取り、お父さんに叱られ、お姉さんにOKを貰い、だし巻きを取り、本日の朝ご飯となりました。お姉ちゃんが嫌がった中トロもパクパクと食べてくれたので、親としては安心しました。
同じ腹から生まれたきょうだいと思えない!っと驚くのは他人より肉親ってなものです…。

流石に来週は朝酒を嗜みたいなぁ~っとお店を後にいたします。
食堂魚源 (名古屋市中村区名駅四丁目15番15号 名古屋綜合市場ビル内)
名古屋総合市場HP、Instagram
052-541-1801
営業:7:00頃~11:00頃(最後の常連さんが食事を終えるまで)
定休:名古屋総合市場に準ずる。
年末営業は12月27日!?28日!?まで(R6は12月28日まで)
ちなみに自宅でも秋刀魚を焼いております。
魚は熾火でゆっくり焼かなきゃいけませんな。

そう言えば柳橋中央市場で8時からやっているお店が出来ましたね。
お稲荷さん専門店「やなぎつね」。
続報を待て!

コメント