本日(20220323水)は愛知県名古屋市、千種駅ホームにある住よしさんにお邪魔しました。
長かったマンボウが明けましておめでとうでございます。
普通に生活していればそうキツイ規制ではないんでしょうが、アタクシみたいな怠惰な生活をしていると、かなり厳しい規制に感じてしまうんですよね。
なんたって外でお酒を飲むことを禁じられてしまい、とりあえずビールってのが言えない風潮。
ポケットにペットボトルに入れた焼酎を忍ばせて食事に行くってのが新しい生活様式になってしまった次第であります。
外食費がやたら安くなってしまいまして、「これからも続けようかなぁ~」、なんて飲食店の敵になりそうな考えをしてしまうアタクシです。
さてさていよいよマンボウがあけましておめでとうってことで、やってきました千種駅住よしさん。
所謂「きしめんは新幹線のホームが一番美味い!」を提供しているお店である。
上記にはちょいと違和感を感じざる負えなくなってしまった関東出身、中部在住10年越えのアタクシである。
関東で言えば、「立ち食い蕎麦」と「手打ちの蕎麦」を比較しないように、「立ち食いきしめん」と「店のきしめん」を一括りにして、立ち食いきしめんが一番美味いってのはいかがなものかと思っております。
当の愛知県民もあまり気にしてはおりませんが、昔ながらのきしめんと住よしさんのきしめんには結構な隔たりがあります。立ち食いきしめんを気に入っていただいた方には、是非駅を離れ、昔ながらのきしめんを食べていただきたいと思っております。
そんな能書きよりもマンボウ明け!つまりはお店でお酒が飲めるようになったって訳です。
名古屋の立ち食いきしめんスタンドってのは、立ち飲み屋の一面が強い店が多いのは地元住民さえ知らない人が多い事実である。
名古屋駅はほとんどのホームにきしめんスタンドがあり、アルコールを提供していない店舗は新幹線のホームだけだったりする。
蕎麦前ならぬ、きしめん前に一杯ひっかけるって訳ではなく、居酒屋によるような気分できしめんスタンドへ向かうのである。
立ち食い蕎麦屋でアルコールを提供する店は関東でも珍しくはないが、つまみが充実している店は少ないんじゃないかと思う。
つまりアタクシは一杯ひっかけにやってきた次第であります。
恐る恐る店外にある食券機を覗く。
しっかりつまみも復活していますね。この風景をまた見られることに感謝。
コロナ対策のとられたカウンター。
カウンターに食券を置き、「両方温かいので!」っとお姉さんに伝えると、「熱燗いちぃ~、湯豆腐いちぃ~」っとオーダーが通ります。
一発目はこんな感じ。
「お久しぶりです。お元気でしたか!?」っと声をかけたくなりますな。
温めた豆腐に、花かつお・刻みねぎ・おろし生姜を載せて、きしめんの出汁をかけただけなんですが、これが旨いんですよね。
まずは豆腐をつまみ、花かつおと合わせ、ねぎと合わせ、崩れた豆腐を出汁と共に蓮華で啜る。
ああぁ~、うめぃ。
立ち飲み屋!?で長っ尻は野暮天ってのは分かっているんですが、なんと言ってもマンボウ開けの祝杯ですから、もういっちょ!っと店内にある食券機でかき揚げ天ぷら、トッピング卵、熱燗を購入しまして。
二発目はこんな感じ。
食券はかき揚げ天ぷら。呼称は天つま。
関東で言う「天抜き」、関西で言う「天吸い」、そして名古屋の「天つま」である。
アタクシはさらに生卵を落としてもらう無粋な野暮天である。
アタクシの淡い記憶では、大根おろしも添えてあった気がしますが…。時代は流れ、アタシは残る。
マンボウ中に無くなってしまったのかしらん!?
好みは作り置きのかき揚げを温めなおしたものですが、こちらのかき揚げは揚げたて。
箸で葱と共にかき揚げを出汁に沈め暫し寝かせ出汁を沁みこませます。
大ぶりな海老をほじくり返し口に放り込み、熱燗で流し込む。パリパリした殻がまたいいつまみですな!
出汁をたっぷり吸ったコロモを纏った玉ねぎや人参を、これまたアッツイ出汁でクタッとなった刻みねぎと共に味わう。ウマい!じゃなくてウワーい!!って感じですな。
半分ほど頂いたら卵を崩し衣に絡める。天つまバージョンツーですよ!ウホホーい!!!って感じですわ!
最後は蓮華なんて上等なものは使わずに杯と丼を傾けるって寸法です。
あああぁ~、うめい。
本日も天つまを堪能させていただきました。
時代は流れる、アタシは残る。
いつまで味わえるか分かりませんが、また味わえることを期待しております。
ご馳走様でした。
千種駅住よし
052-733-9410
愛知県名古屋市千種区内山3-24-8
7:00~21:30
訪問履歴
湯豆腐@千種駅住よし201803
天つま、湯豆腐@千種駅住よし201501
天つま@千種駅住よし201508
きしめん@千種駅住よし201406
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