「豊橋と言えばピレーネ〜♪」@ボンとらや【愛知・豊橋】

Red List Restaurant

「豊橋と言えばピレーネ〜!ピレーネと言えば豊橋〜♪」
このキャッチフレーズ、全国区なのかしらん!?

豊橋銘菓「ピレーネ」を愛するあまり、中京テレビ『PS純金(ゴールド)』をきっかけにローカルスターとなった、クリス・ブレンダ(Instagram)さんの名台詞なのである。相方の梨花(Instagram)さんと2人合わせて「ピレ姉」。ちなみにクリスさん、今はボンとらやの従業員さんなのだから筋金入りだ。

豊橋市のふるさと納税の返礼品にも採用されている訳だから、あながち間違いでもない話なのである。


ピレーネとは

さて、このピレーネ。
スライスしたスポンジケーキ中央に生クリームを乗せて、座布団おりした、シンプルな菓子である。全国的には「ファンシー」と呼ばれる洋菓子である。

が、やはりここは愛知県。ちゃんとストーリーがあるのであります。
「パリジャン」「ピレーネ」「ファンシー」「ポワロン」「マロン」。姿は同じなのに名前が違う。っが、全部つながっているのであります。

1966年、一宮で「ファンシー」が生まれる

出発点は1966年、一宮の和菓子店「萬壽堂」。3代目・近藤昌平氏が洋菓子店「まんじゅうどうボンボヌール」へ転業し、第1号として売り出したのが「ファンシー」だったそうです。1971年には屋号を「ボンボヌール」に変更。

そしてこの菓子の原型を考えたのが、のちに工場長を務める松田孝氏。
この方が、のちのち効いてくるのであります。

1975年、蟹江で「パリジャン」になる

昭和50年、その松田氏が蟹江町で独立。店にも菓子にも「パリジャン」と名付ける。
作った本人が、名前を変えて売り直した訳です。

弟子たちも各地で独立したが、引き継いだのは製法だけ。名前はそれぞれ勝手に付けた。ブランド管理しなかったおかげで、どの町でも「うちの菓子」と発展した。姿は同じで名称の違う、各地の銘菓の誕生である。

昭和42年、豊橋で「ピレーネ」になる

豊橋の「ボンとらや」も同じ系譜だ。昭和42年、ボンボヌールで修業した2代目が戻って売り出したのがピレーネ。昭和45年の改称で頭に付いた「ボン」は、修業先ボンボヌールの「ボン」である。

本家は消え、そして戻ってきた

ではその本家、ボンボヌールはどうなったのか。
1972年に全国洋菓子展示大品評会で高松宮総裁賞と特別グランプリを同時受賞。引出物需要をつかんで名古屋・大阪・京都へ展開。ところがバブル期にハワイのホテルを買収してホテル業へ進出したあたりから傾き、2005年に解散。事業を引き継いだ会社も2011年に破産し、元祖ファンシーは消えた。

……っが、話はここで終わらないのである。
2022年、「元祖ファンシー株式会社」が設立される。自動車部品メーカーを19年勤めて脱サラした、豊川市出身の徳田慎一さんが一宮へ移り住み、1年以上試作を重ねて2024年に一般販売までこぎつけた。しかもファンシーの生みの親!近藤昌平氏ご本人の許可を得ての復活である。

消えた本家が、東三河の人の手で戻ってきた。
実に愛知県らしいストーリー、歴史を持つ洋菓子なのである。

ボンとらや本店

そしてアタクシ、愛知県民であり、いま豊橋にいる。
当然、ボンとらやへハンドルは向かうのである。

ピレーネで知られるボンとらやの屋上看板。「和洋菓子の ボン・とらや」の文字

キョロキョロとしていると、遠くからでも見える、ボンとらやの大看板。「和洋菓子の ボン・とらや」。青空によく映えます。

道路沿いに立つボンとらや本店の駐車場看板。ピレーネのイラスト入り

道路沿いには駐車場の看板。本店には専用駐車場があるので、車で乗り付けられるのがありがたい。

ボンとらや本店の入口。ピレーネを愛するピレ姉の等身大パネル

駐車場に車を滑り込ませ、正面へ。
おっ!ピレ姉だ!
店頭に等身大パネル。もう完全に豊橋の顔である。

ピレーネは現在も昇華中

ボンとらや本店の店内。ショーケースの生ケーキとピレーネの掲示

入店すると、洋菓子店というより老舗和菓子店の面持ち。それもそのはず、ボンとらやは昭和26年に和菓子店「とらや」として創業し、洋菓子部門を併設したのは昭和42年になってからだ。
お姉様方がきれいに接待してくださいます。コロナ前だったらお茶くらい出していたんじゃないか!?
ショーケースを覗くと、ピレーネもいろいろ種類があるんだなぁ〜っと感心。基本のピレーネをいくつか。
そして豊橋と言えばこれ、ブラックサンダー(Amazon)とのコラボも忘れずに確保するのである。


家族団らんでいただきます。

箱に詰めたボンとらやのピレーネ。定番のほか黒とオレンジのパッケージも混ざる

夕餉のあとに家人と、ワイワイと食べる。
アタクシとしてはピレーネの歴史が無茶苦茶面白いので、家人に語るのだが…、煙たがれるお父さんである。ピレ姉の看板の話が子どもたちの琴線に触れるようである…。

シンプルなお菓子だからこそ、差があるなぁ。
結局、好みの洋菓子店って、生クリームとスポンジが合うか合わないかだもんなぁ。
その一点において、ピレーネはやっぱりその土地に根付いた熱狂グルメなのである。

店舗情報

ボンとらや 本店
〒441-8012 愛知県豊橋市羽田町66
TEL:0532-31-8556
営業時間:8:00〜20:00
専用駐車場あり
ボンとらや HP Instagram

▼ ボンとらや本店の場所(Googleマップ)

豊橋の記事もどうぞ

前回は名駅のポップアップで買い求めておりました。
豊橋と言ったら「カレーうどん」ではなく「ピレーネ」なんです@ボンとらや(近鉄パッセ)

その「カレーうどん」の方はこちら。
うどんの下にご飯!?豊橋カレーうどんは「禁断のワンプレート」@勢川本店

豊橋の麺類文化をもう一皿。
愛知県の複雑怪奇な麺類文化。あんかけスパ「スパゲッ亭チャオ本店」

とよはしってスイーツも有名なんですね。


コメント

タイトルとURLをコピーしました