かき揚げ天ぷら＠千種駅住よし20230319

ちょいと野暮用でお江戸に行きまして、帰りの新幹線で宴を繰り広げようと思ったんですが…、昼が弁当だったもので、弁当二連チャンは好みで無いアタクシ。駅を離れて呑みに行くのも休日に家族を４人残しているお父さんとしては気がひける…。

最短時間で晩酌に夕飯を済ませたいと思えば、名古屋駅のきしめんスタンドが最適解である。名古屋で一番美味いきしめんを提供していると言う噂の新幹線のホームのきしめんスタンドはアルコールを提供していないが、在来線の各ホームにあるきしめんスタンドはアルコールにおつまみを提供している。
そのおつまみの中で実に名古屋らしいおつまみが「天つま」である。
ものはかき揚げにきしめんの出汁をかけたものなので、関東で言う「天抜き」、関西で言う「天吸い」なのである。
アタクシはこの天つまに生卵を落として食べるのを至高としている。ちょっとした中毒性がある気がするくらい食べまくっている時期もあった。
（目次）きしめん＆天つま（JR名古屋駅・千種駅、名鉄金山駅）

名古屋駅の住よしさんも悪くは無いのだが、千種駅の住よしはコロナ前まで居酒屋さんのようなメニューもあり、飲むなら千種駅の住よしさんに伺うのが定番である。

そんな訳で千種駅に降り立ちます。

コロナ前はちょいとした一品料理も食券機にあり、店内に短冊もあったんですが、今はこれだけ。
もっともこれでも十分すぎるんですけどね。なんつったって駅のホームのきしめんスタンドなんですから！

「カウンターに食券を置き、これ（かき揚げ天ぷら）にこれ（トッピング玉子）を入れちゃってください。」と指定。
「あっ！天つまね。」っと快諾していただいて一安心です。

天抜きには熱燗ってのがスノッブなんですが、なんたって疲れちゃった日だったんでねぇ。時間もないし、ぐっと飲んで酔っ払いたくなっちゃったんですよ。
嗚呼！うめぃ！！

まあ店内にも食券機があるので、当然こうなるんですが…。

そして神々しい姿を見せてくれた「天つま卵落とし」。
こちら千種駅の住よしさんは天ぷらを揚げなおしてくれるので、結構ちゃんとした天ぷらぽくなるんですよね。アタクシは揚げ置きでふにゃっとした天ぷらに出汁をかけて、もろもろの衣に出汁をめいいっぱい含ませていただくのを良しとしているのですが、これはこれで美味い。
前半はソリッドな部分の食感を楽しみ海老を拾ってみたりする、中盤は天ぷらに卵を絡めすき焼き風、後半は混戦で玉子を崩しかき揚げを崩す。汁を吸いまくったかき揚げに崩れた卵で見るも無残なものをスポーツドリンクのように飲み下す。
決してお行儀のよい食べ方ではありませんが、これが旨い！！