名古屋には市場が三つあります。名古屋市中央卸売市場の本場(熱田区)と北部市場(豊山町)、そして名駅の柳橋中央市場。どれも一般の人が入れて、朝ごはんが食べられます。検索では「名古屋中央卸売市場」と書かれることが多いのですが、正式な名前は「名古屋市中央卸売市場」で、本場・北部市場・南部市場の三つを指します(南部市場に食堂はありません)。
アタクシは十年以上この三つに通い、そのたびに食堂で朝ごはんや朝酒をやってきました。このページは、その記録を市場ごと・場内場外ごとに並べた一覧です。営業時間は訪問したときのものなので、行く前に市場の休市日と店の営業日をご確認ください。
市場の食堂は朝10時前が本番です。プロが仕入れを終えて食事をする時間なので、一般の人は8時以降が無難。休市日は水曜・日曜・祝日が基本ですが、月によって変わります。
名古屋中央卸売市場と柳橋中央市場、三つの市場はどう違う?
| 市場 | 場所 | 場内・場外 | 朝ごはんの店 |
|---|---|---|---|
| 名古屋市中央卸売市場 本場 | 熱田区川並町(地下鉄日比野) | 場内=中央管理棟の食堂街/場外=大名古屋食品卸センター | 場内5軒・場外4軒 |
| 名古屋市中央卸売市場 北部市場 | 西春日井郡豊山町 | 場内=関連商品棟2階と露店/場外=総合食品ビルなど | 場内4軒・場外1軒 |
| 柳橋中央市場 | 名古屋市中村区名駅(名古屋駅から徒歩5分) | 私設のビル群なので場内・場外という区分はありません | ビルごとに10軒以上 |
名古屋市中央卸売市場 本場(熱田区川並町)
魚も肉も青果もそろう、名古屋の台所です。食堂は場内の中央管理棟に集まっていて、並び順は鮨処秀宏、いちます、喫茶白鳥、天末食堂、一力。関連業務棟の取り壊しを経て、2025年に食堂が一か所に集まりました。

場内|中央管理棟の食堂街
| 店 | 食べたもの | 営業時間(訪問時) | 記録 |
|---|---|---|---|
| 一力 | 日替わり定食、カキフライ定食、刺盛 | 4:40〜14:30/日祝休 | メニューと実食(2025年8月)・カキフライ定食(2024年12月) |
| いちます | 刺身定食、キンキ煮付定食、朝食セット | 4:00〜14:00/日祝休 | キンキ煮付けと昼ビール(2026年5月)・初競りの朝酒(2026年1月) |
| 天末食堂 | ラーメンチャーハン、ちょっと惣菜、朝酒 | 2:30〜13:00/水日休 | 市場初めの梯子酒(2026年1月)・子連れではしご酒(2025年8月) |
| 喫茶白鳥 | コーヒー、モーニング | 4:00〜14:00/水日休 | これぞ名古屋の喫茶店(2026年1月) |
| 鮨処秀宏 | —(まだお邪魔できていません) | — | — |
| まんてんうどん(閉店) | ラーメン、南蛮漬け | 4:00〜/水日休 | 南蛮漬け(2019年8月) |
| mochi_cafe&deli(閉店) | コーヒー | — | コーヒー(2019年12月) |
天末食堂は2025年4月に場内で移転しています(関連事業者店舗から中央管理棟へ)。移転のお知らせを見た日の記録も残してあります。喫茶店は場内では白鳥だけになりました。
場外|大名古屋食品卸センター(熱田区日比野)
本場の場外扱いのビルです。鮮魚も肉も青果も関連商品もそろい、飲食店は夜までやっている店もあります。名前に「大名古屋」とありますが、場所は熱田区日比野。豊山町の北部市場とは別の市場なので、検索するときは間違えないようご注意を。
| 店 | 食べたもの | ひとこと | 記録 |
|---|---|---|---|
| 焼魚専門 太市食堂 | 焼魚2種盛定食、朝定食、銀だら西京焼き弁当 | 食券制。弁当も買えます | 焼魚2種盛定食(2024年7月) |
| にぎりたて 日比野店 | かけそば | 朝早い時間はまだ開いていないことも | かけそば(2022年12月) |
| 咖哩屋 エビ寿 | カレー | — | 市場でカレー(2021年5月) |
| しるびあ(旧・カフェド・ニコ) | コーヒー、モーニング | 場外に残る喫茶店 | カフェド・ニコ時代の記録(2021年2月) |
| まぐろのM(旧・喫茶M) | コーヒー | 喫茶Mは閉業し、まぐろ屋になりました | 喫茶M時代の記録 |
| フジサワ中華そば(2024年9月26日閉店) | 中華そば、沖縄そば、カキ味噌ラーメン | 24時間営業だった時期も | 暖簾が降りた日(2024年11月) |
名古屋市中央卸売市場 北部市場(西春日井郡豊山町)
青果がメインの市場ですが、鮮魚も関連商品もあります。箱買いが基本のプロの市場ながら、小分けの商品も並ぶので一般の買い物にも向きます。食事ができるのは関連商品棟の2階と、駐車場の露店です。
場内|関連商品棟2階と露店
| 店 | 食べたもの | 営業時間(訪問時) | 記録 |
|---|---|---|---|
| 喫茶グリーン | 朝定食(日替わり)、1日中モーニング | 朝から/市場に準ずる | メニューと実食(2025年10月) |
| 喫茶一陽 | モーニング300円(トーストとゆで卵) | 4:00〜10:00 | 名古屋最安値のモーニング(2025年10月) |
| 喫茶エムとワイ | モーニング(トーストのみ) | 朝から | モーニング(2020年4月) |
| こまつ屋(移動販売車) | おにぎり、いなり寿司、コロッケ、揚げ物 | 水産棟と青果棟の間 | おにぎりと卵サンド(2020年9月) |
朝ごはんに定食が食べられるのは喫茶グリーンだけです(2025年10月時点)。買い物は水産棟と関連商品棟が中心。マルヨシ魚錠や魚太で魚を買った記録もあります。
北部市場は一般の人でも買い物できる?
できます。基本はプロが箱で仕入れる市場ですが、小分けにした商品も並んでいます。青果部はバラ売りが少ないものの、水産棟(魚市場)と関連商品棟には一般向けの小分けがあり、我が家のような小口でも買い物になります。アタクシの定番は、水産棟で魚と惣菜を買い、露店のこまつ屋でおにぎりを買い、関連商品棟1階で漬物を買って、2階の喫茶店で朝ごはんという順番です。
場外|総合食品ビルなど
| 店 | 食べたもの | 営業時間(訪問時) | 記録 |
|---|---|---|---|
| 中華そば ふじ田 | 中華そば | 日9:00〜14:00/月火6:00〜14:00(2024年2月時点) | 中華そば(2024年2月) |
| しのだ(閉店) | 天玉そば、台湾ラーメン、コロラーメン丼 | 深夜1:00〜13:00。もとは場内の店でした | コロラーメン丼セット(2022年8月) |
| すし市場正 | お寿司 | 11:00〜翌5:00 | お寿司(2015年3月) |
| ハワイアン喫茶 ほくぶ停(閉店) | バイキング | 7:00〜 | バイキング(2014年2月) |
| おか田(閉店) | 朝定食、ラーメン定食 | 24時間営業でした | 朝定食(2014年11月) |
場外で朝ごはんを食べられる店は、ふじ田のみです。
北部市場でラーメンが食べられる店は?
いま北部市場でラーメンを食べるなら、場外の「中華そば ふじ田」です。場内(関連商品棟2階)の喫茶3店は定食とモーニングが中心で、ラーメンは置いていません。かつては台湾ラーメンやコロラーメン丼を出すしのだがありましたが、場内から場外へ移ったのち閉店しました。

北部市場のランチは何時まで?
北部市場は昼を回ると選択肢が一気に減ります。場内の喫茶一陽は10時まで、喫茶グリーンとエムとワイは市場の営業に準じるので、セリが終わって場内が静かになれば店じまいです。昼にきちんと食事をするなら、場外のふじ田(14:00まで/2024年2月時点)か、すし市場正(11:00〜翌5:00)。夜まで営業している店はありません。
柳橋中央市場(名古屋市中村区名駅)
名古屋駅から徒歩5分。名古屋市中央卸売市場とは別の、民間の市場です。私設のビルが集まってできた市場なので、場内・場外という区分はありません。ビルごとに営業時間が違い、市場としての時間はおおむね5:00〜10:00です。

| ビル | 店 | 開店 | 記録 |
|---|---|---|---|
| マルナカ食品センター | ラーメン大河 | 6:00 | 市場でラーメン(2021年6月) |
| マルナカ食品センター | カレーうどん大庵 | 6:30 | 名古屋カレーうどんの新しい風(2025年12月) |
| マルナカ食品センター | おにぎりキョージ(旧・おにぎりまさ) | 6:00 | 市場のおにぎり |
| マルナカ食品センター | まぐろやさん柳橋 | 6:00 | 市場でマグロ |
| マルナカ食品センター | 右大臣(だし巻き卵焼き) | 買い食い | 絶品だし巻き卵焼き |
| マルナカ食品センター | まるは食堂 柳橋はなれ | 8:00 | 超速仕入れ(2026年5月) |
| 名古屋綜合市場 | 魚源食堂(市場最古の食堂) | 朝から | 魚がない日の朝酒(2026年8月) |
| 名古屋綜合市場 | やなぎつね(いなり寿司) | 8:00 | メニューと実食(2025年9月) |
| N5ビルほか | 煮干し中華そば 和nico(朝ラー) | 7:00 | 名古屋式の朝ラーと朝酒(2026年6月) |
| 市場内 | IMARI(喫茶) | 4:00 | ミルクコーヒー(2023年6月) |
| 市場内 | DEVAN CAFE(喫茶) | 9:00 | モーニングセット |
柳橋は記録が多いので、店ごとの詳しい話、朝の営業を終えた店(悠久・小島・うねり)、消えたビルの記録は柳橋中央市場の市場めし完全ガイドにまとめています。
市場で朝ごはんを食べるときに、知っておくといいこと
行く日:休市日は水曜・日曜・祝日が基本ですが、月によって変わります。名古屋市の休開市カレンダーで確認してから出かけてください。お盆や年末年始は開市日が限られます。
行く時間:朝一番はプロの仕入れの時間です。一般の人は8時以降が無難。逆に10時を過ぎると、店じまいが始まります。
昼ごはんに使えるか:本場の食堂は昼まで開いています(一力は14:30、いちますは14:00、天末食堂は13:00まで)。北部市場は喫茶店が朝で終わるので、昼は場外のふじ田(14:00まで)になります。市場のランチは「早じまいの昼」だと思っておくと外しません。
子連れでも大丈夫か:本場の一力さんは相席を避けて広い席に通してくれましたし、いちますさんは料理を出す順番まで気遣ってくれます。子連れで行ける店のまとめにも市場の食堂を入れてあります。
買い物:本場も北部市場も、小分けの商品があるので一般客でも買えます。柳橋は鮮魚店が多く、名古屋駅から歩けるのが強みです。
市場で食材を手に入れたら、道具が勝負

市場で買い物と食事を満喫したら、次は家で、調達した食材を楽しむ番です。ここまでが市場遊びです。子供に魚を捌かせる。きれいに盛り付ける。今どきの子供は経験できない食育が出来ます。
道具が良いと「上手くいかない!」が少なくなって、食育を継続できる可能性が高まりますよ!
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